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義母が買った「錫(すず)の風鈴」。魔除けの効果があるらしく、玄関に飾り毎朝鳴らすのが習慣になりました。すると、次々と不思議な事が起こるようになって……今回は私が体験した、言葉では説明できない不思議なエピソードをご紹介します。

結婚10年目に贈られた風鈴

結婚10年目を迎えたある年のことです。義母から、結婚記念日のプレゼントとして、スタンド式の錫でできた風鈴をもらいました。「10年目は錫婚式だから、ちょうどいいと思って。魔除けにもなるらしいのよ」

義母は昔からスピリチュアルな話を信じるタイプでした。私はそこまで信じていませんでしたが、せっかくのプレゼントだったので玄関の出窓に飾ることに。「私も同じものを買って毎朝鳴らしてるのよ」と言うので、私も風鈴を軽く鳴らしてから出かけるのが日課になっていました。

錫の独特で澄んだ音が心地よく、毎朝「今日も無事に過ごせますように」とおまじないをかけるように。そんな習慣が続いた数か月後のある日の事。義母が半狂乱で電話をかけてきたのです。

義実家の隣で……

「隣の家が燃えてるの!」電話越しの義母はかなり取り乱していました。義実家は古い木造住宅で、隣の家との距離もかなり近い場所に建っています。しかもその日は風が強く「このままじゃ、うちまで燃えるかもしれない!」と義母は半狂乱状態。

私も心配になり、急いで義実家へ向かいました。火は消し止められたものの、隣の家は残念ながら全焼とのこと。義実家もかなりの被害を受けているだろうと思っていました。ところが到着してみると、あれほど近い場所で大きな火事が起きたにもかかわらず、義実家は窓ガラスが一部割れただけ。

「どうして……?」話を聞くと、突然風向きが変わり、炎が義実家とは反対方向へ流れたそうです。偶然と言えばそれまでです。しかし私は玄関で揺れている錫の風鈴を見て、ふと「魔除けになる」という義母の言葉を思い出しました。

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