まさかの一言
娘が「おかわり!」と言うと、サナちゃんも元気よく「おかわり!」と言いました。どうしよう……と困って詩織ちゃんを見ると、返ってきたのは予想もしない言葉。「えー……ラーメン、もう一杯買ってあげたら?」
一瞬、何を言われたのか理解できませんでした。思わず、「え? 私が? サナちゃんの分まで買うの?」と大きな声で聞き返しました。すると詩織ちゃんは、不思議そうな顔で「え?」と一言。
これは駄目だと思い、私ははっきりと「少し分けるとは言ったけど、最初から3人分のつもりで頼んだわけじゃないよ。サナちゃんが食べたいなら、詩織ちゃんが買ってきてあげて。子どもたちは私が見てるから!」と伝えました。
詩織ちゃんは納得していない様子でしたが、渋々ラーメンを注文しに行きました。
無理しない選択を
この出来事をきっかけに、私は詩織ちゃんとの付き合いを少しずつ減らし、そのまま自然とフェードアウト。
小さな違和感は、放っておくと大きなストレスになります。相手に合わせ続けるよりも、自分や子どものために距離を置くことも大切なのだと学んだ出来事でした。
【体験者:30代・接客業、回答時期:2018年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:タカダ ミオ
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。
