人の名前を使う夫
私の夫は、普段から自分の要望を直接言わず、なんでも「ゆみが言ってた」と人の名前を盾にするタイプでした。あとで責任を取りたくないのか、自分の意見なのにあくまで「発信者は他人」と説明する。そんなやり方が、結婚前から続いていました。
勝手に使われる「ゆみの希望」
友人夫婦と出かける予定が入ると、私に何も確認しないまま「ゆみが焼肉に行きたいって言ってる。高い和牛の店がいいらしい」と冗談のように笑いながら、私のせいにして勝手に連絡していました。
また、結婚当初、義実家から結婚祝いについて尋ねられた際も、私は「お気持ちだけで嬉しいので十分です」と伝えていたのに、夫は義母に「ゆみが温泉旅行に行きたいらしくて~」と人のせいにして自分の希望を伝えていたのです。
明らかになった嘘
こうして夫は、自分は角が立たない立場に立ち、都合の悪いことや欲しいものをすべて私のせいにしてきました。
結婚して1年後、夫が飲み代やゴルフ代、洋服代をリボ払いにした結果、100万円の負債を抱えていることが発覚します。この件も、私には「自分が使いすぎた」と反省した様子で話しながら、なんと義両親には「ゆみにリボ払いを勧められた」と説明していました。
人のせいにできなくなった日
話に違和感を覚えた義両親が、私に直接確認したことで、すべてが事実無根だと判明しました。夫は義両親からこっぴどく叱られ、カードも没収されました。それ以来、夫は他人の名前を使って逃げることができなくなり、「人のせいにする」という癖だけが、ようやく終わりを迎えたのです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2017年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

