これは、知人の山根さん(仮名)から聞いた話です。近所に餃子の無人販売所ができたので試しに買って帰ったところ、夫は「無人とか衛生的に無理」と文句を言い、一切手をつけませんでした。しかし後日、山根さんは思いもよらない光景を目にすることになったのです。

冷凍庫を埋めたのは

それから1週間ほど経った週末、冷凍庫の整理をしていて思わず手が止まりました。奥のほうから、見覚えのある無人販売の餃子が次々と出てきたのです。買った覚えはまったくありません。

夫を呼んで問い詰めると「いや、あれは……会社の同僚に勧められて……」と目を泳がせます。やがて観念した夫が話し始めました。飲み会から帰ってきたあの夜に冷凍庫にあった餃子を焼いて食べたところ、あまりのおいしさに、それからこっそり買い足していたというのです。

全面降伏した夫

あれほど「衛生的に無理」と言い張っていた夫は、ばつが悪そうに頭をかきながら「俺が間違ってた。あそこの羽根つき餃子は神」と白旗を上げました。

最初の拒絶は何だったのかと思いつつ、今では私よりも夫のほうが無人餃子に夢中です。仕事帰りに自分から買ってくることも増え、週末の食卓には家族そろって餃子が並ぶようになりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

This article is a sponsored article by
''.