私の友人・敦子ちゃん(仮名)の旦那さんは消防士。毎日誰かの命を守るために筋トレに励み、食事もしっかり食べます。いつもは尊敬できる旦那さんだったようですが……とある日、見る目が変わってしまうほど衝撃的な事があったそうです。

子どもたちからの追撃

すると、後部座席にいた長男が突然口を開きました。「お父さん、いつもこうなんだよ」さらに「野球の迎えのときも、自分だけドライブスルーで買ってたよ」と暴露。私は驚きながらも、今までのことを思い返しました。

以前までは家族で出かけるときはコンビニやスーパーに立ち寄ることが多く、そのときは私も一緒に買い物をしていたため夫の行動をあまり気にしていませんでした。確かに……夫は自分の欲しいものだけをさっさと買うと、先に車へ戻っていたのです。

ところが子どもたちが大きくなり、習い事の送迎を夫に任せるようになると「自分のものだけ買う」という夫の行動がはっきり見えるようになってきたのです。そして次は長女が、ぽつりとこう言ったのです。「この前〇〇ちゃん(次女)ですら、みんなのお菓子も選んで買ってきてくれたよ?」

突き付けられたド正論

そして長女は続けます。「お父さんって、なんで家族に美味しいもの買ってあげようとか思いつかないの?」そしてトドメに「なんか、思いやりがないよね」……子どもに真正面から「思いやりがない」と言われた夫は、さすがに何も言い返せない様子。

しばらく黙り込んだあと、夫は気まずそうに車を走らせ、近くのコンビニに立ち寄りました。そして「朝ごはん、選んできていいよ」と、バツが悪そうに子どもたちへ声をかけました。どうやら、自分では当たり前だと思っていた行動がNG行為だったと初めて理解したようです。

今では出かける前に「何が食べたい?」とちゃんと子どもたちに聞くようになり、家族の平和は保たれています。

【体験者:30代・女性保育士、回答時期:2023年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:タカダ ミオ
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。

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