「飼い犬に手を噛まれる」ということわざがあるように、どれほど大切な存在でも、ふとした瞬間に傷を負うことがあります。愛犬や愛猫に引っかかれることも珍しくありません。それが事故なのか、故意なのかそれとも……今回は私のお客様のエピソードをご紹介します。
子猫とわたし
私が愛猫ミルク(仮名)と出会ったのは、小学生の頃。両親は生まれたばかりの妹につきっきりで、私は寂しさを抱えていました。そんな時、新しい家族としてやってきたのが捨て猫のミルク。
白い毛並みの小さな体。抱きしめると想像以上に小さくて、そして温かい子猫。私は毎日、大切に世話をしていました。幼い私にとってミルクは心の拠り所そのものだったのです。
寄り添ってくれるミルク
中学生になっても、ミルクへの愛情は変わりませんでした。部活で疲れて帰ってきても、勉強で夜遅くなっても、ミルクの姿を見ると不思議と力が湧いてくるのです。
私にはもう一つ、長年の悩みがありました。初潮から続く重い生理痛です。痛み止めを飲んでも汗がにじむほどのつらさ。そんな時はいつも、なぜかミルクが私のお腹の上に乗り、じっと温めてくれます。私はその温もりに心も体も救われていました。
