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これは、友人の南さん(仮名)のエピソードです。南さんの職場では、正社員とパート社員が一緒に働き、忙しいときはお互いに助け合っていました。ところが、ある同僚だけはパート社員への接し方が違っていたそうです。そんな状況が続くなか、ついに上司が気づく出来事が起こり……

「パートなんだから社員の言うこと聞いて」

私の部署では、正社員とパート社員が一緒に働いています。担当する仕事内容には違いがありますが、忙しいときには雇用形態に関係なく助け合うのが当たり前でした。

ところが、正社員の恵美さん(仮名)だけは違いました。パート社員の佐々木さん(仮名)に対する態度が、明らかにほかの人と違うのです。自分が担当するはずの資料整理や入力作業まで、「これ、今日中にやっておいて」と佐々木さんの机に置いていくことが何度もありました。

当然、佐々木さんにも自分の仕事があります。ある日佐々木さんが「私も今日中に終わらせる仕事があるので」と困った様子で伝えると、恵美さんは「パートなんだから社員の言うこと聞いてくれればいいの」と言い放ちました。そばで聞いていた私は、さすがにその言い方はないだろうと思いました。

自分の仕事を押しつけて先に帰る同僚

それだけではありません。恵美さんは佐々木さんが仕事をしている横で私用のスマホを見たり、ほかの同僚と長話をしたりすることもありました。私が「それ、恵美さんの担当じゃなかった?」と聞いても、「単純作業はパートにやってもらったほうが効率いいでしょ」と悪びれる様子もありません。

そんなある日、恵美さんは翌日の会議で使う重要な集計資料まで佐々木さんに渡しました。しかも退勤間際になってから、「明日の朝までね。私は予定あるから先に帰る」と言い残し、本当に帰ってしまったのです。

佐々木さんの勤務時間ももうすぐのタイミングでした。机に残された資料を見ながら困っている佐々木さんの姿を見て、私も「これはひどい」と思いました。さすがに見過ごすことはできず、これまでのことも含めて課長に事情を伝えました。

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