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生活の中には様々な場面で計算を求められることがあるでしょう。割引価格の計算や割り勘、ちょっとした精算まで人それぞれ。端数を切り捨ててざっくり計算する人もいれば、1円単位まできっちり合わせる人もいる。そんな“きっちり派”を「がめつい」と非難するママ友がいて……今回は私のお客様のエピソードをご紹介します。

刺さらない言葉

Aが全く動じていない様子に、Bはさらに強い言葉を投げました。「Aさん、毎回まとめて支払ってくれるけど、クレカのポイント目当てでしょ? がめついよ。そんなにお金欲しいなら働けば? 家計簿が趣味とか暇すぎて引くわ」

その瞬間、周りのママ友が静かに口を開いたのです。「知らなかった? Aさん、働いてるよ。税理士さんだよ」Bの表情が固まりました。

意外な正体

続けて別のママ友が言います。「Aさん、ポイントでもめるの嫌だからってキャッシュカードで払ってるよ。ポイントのつかない銀行だって言ってたし」

Aは在宅で税理士として働いており、家にいる姿を見てBは専業主婦だと勘違いしていたのでした。「数字に細かいのはケチじゃなくて、しっかりしてるってことだよ。Bさんこそ、毎月リボ払い地獄ってSNSで書いてたけど大丈夫? 家計簿つけてみたら?」

その言葉にBは何も返せず、それ以来Aへのいびりはなくなりました。Bはいまだに家計簿をつけていないのか、今もリボ払いに悩まされているそうです。

「計算上手」も、見る人によっては「ケチ」や「がめつい」と映ってしまうのかもしれません。けれど、物事を歪んだ目線で決めつけず、プラスの方向から捉えてみることで、日々の景色はもっと穏やかになるはずです。

人の良さも弱さも、見方ひとつで変わるもの。だからこそ、柔軟な視点を忘れずにいたいと思います。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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