誰?
すると「一人だけ加工されてない人がいない?」と友人に言われ、私はプリクラを撮影して送信。しかし「〇〇(私)ちゃんのには映ってないね!」と返事が届きます。
友人が送ってきた別のプリクラには、確かに一人だけ加工されていない人物がうつむき気味に写っていました。その姿を見て私は思い出したのです。二次会にいた女子の一部が、かつてAをいじめていたことを。
私自身はAとクラスも部活も異なっていたため、いじめに関与していなかったものの、何もできなかった自分を責め、翌日プリ機の前で「ごめんなさい」と黙祷を捧げに行きました。
後悔
そこで不思議な点に気づきます。あのプリ機はかなり古いタイプで加工機能はないはずなのに、昨日の写真は全員が宇宙人のように目が大きく加工されていたのです。
これはプリ機の機能ではなく怪奇現象なのかもしれない――そう考えた私はプリクラをお焚き上げに出しました。後日、二次会メンバーが事故に遭ったという噂を耳にしましたが、詳細を知る気にはなれませんでした。
20年ぶりの同窓会で起きた不可解な出来事。それは過去のいじめを思い出させ、そして「見て見ぬふりをした自分」への後悔を深く刻む体験となったのです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。
