不妊治療を経て息子を授かった、私の知人・美幸さん(仮名)。イヤイヤ期を迎えた息子の様子を見た義母から、「一人っ子はわがまま」「二人目がいれば」と配慮に欠ける言葉をかけられました。咄嗟に言い返せないみゆきさんでしたが……?
夫が返してくれた言葉
すると、隣にいた夫が……「え? 兄弟がいても関係なさそうだけど」と口を開きました。さらに、「俺ら三兄弟だけどさ。社会性を学ぶどころか、毎日激しく喧嘩して修羅場だったじゃん(笑)」と、自分の子どもの頃を引き合いに出して笑ったのです。
義母は「それはそうだけど……」と少しバツが悪そうに言葉を濁しました。夫は穏やかな口調のまま、「授かるまでも、生まれてからも、俺たちなりに頑張ってるから」と続けます。その言葉に、義母は何も返せず黙ってしまいました。
忘れられない夫のフォロー
夫がすぐに言葉を返してくれたおかげで、私の胸につかえていたものも少し軽くなりました。『一人っ子=わがまま』だと決めつける言葉には傷ついたけれど、自然に私の気持ちを代弁してくれた夫の存在が、とても心強く感じられました。
あの日の夫のひと言は、今でも思い出すとあたたかい気持ちになるのです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。
