親を思う気持ちは大切ですが、家族や仕事を抱えた生活を簡単に捨てられる人はいません。そんな中「長男だから帰って来なさい」なんて言われたら……今回は、私の同僚・西さん(仮名)が体験した、「長男だから」を押し付けてきた義母にまつわるお話です。
義父の死後、義母から突然の要求
夫は隣県の出身で、結婚後は私たち家族で今の土地に暮らしていました。そんな中、義父が亡くなると、義母は突然夫に「地元へ帰ってきなさい」と言い始めました。
しかし、私たちには仕事があり、子どもも学校へ通っています。しかも義母の近くには義姉が住んでいたため、今すぐ引っ越す必要はないだろうと思っていました。ところが夫が断ると「長男のくせに!」「この恩知らず!」と激しく責め立ててきたのです。
さらに「長男なんだから親の面倒を見るのは当然!」「嫁のあんたが帰らせないんでしょ!」と、私にまで毎日のように電話で嫌味を言ってくるようになったのです。
何を説明しても聞く耳を持たない義母
私たちは何度も「仕事を辞めるわけにはいかない」「子どもも転校しなければならない」と現実的な事情を説明しましたが、義母はまったく聞く耳を持ちません。
義母の頭にあるのは「長男だから帰ってくるのが当たり前」という考えだけ。こちらの生活や将来など一切考えていない態度に、私も我慢の限界でした。そこで夫に「そんなに帰れと言うなら、本当に帰る準備をしてみよう」と提案してみたのです。
本気で帰る準備を始めた結果……
私たちは会社へ「退職を検討しています」と相談し、子どもの転校や自宅の売却査定まで進めたことを義母へ伝えました。すると義母は大喜び。「やっと親孝行する気になったのね!」そんな義母に、夫は落ち着いた声で言いました。
