親を思う気持ちは大切ですが、家族や仕事を抱えた生活を簡単に捨てられる人はいません。そんな中「長男だから帰って来なさい」なんて言われたら……今回は、私の同僚・西さん(仮名)が体験した、「長男だから」を押し付けてきた義母にまつわるお話です。
「でも仕事は辞めることになるから収入はなくなるよ」「家も手放すし、仕事が見つかるまでは母さんの年金で俺たち家族も暮らすことになる」「もちろんばあちゃんの介護もお願いね。俺たちは仕事探しで忙しいから」
その瞬間、義母の表情は一変。「……え? 年金で?」と絶句しました。夫はさらに「俺たちの貯金は子供の学費に充てるからないものと考えてよ」「それに、姉ちゃんも近くに住んでるのに、どうして長男だけ全部背負うんだ?」と畳みかけ、義母は何も言い返せなくなってしまいました。
現実を知った義母
数日後、義姉から連絡がありました。「お母さん、思っていたのと違ったから帰ってこなくていいって言ってたよ」自分では言いづらかったのか、義姉を通して伝えてきたことには少し呆れました。
それでも自分の要求がどれほど現実離れしていたのか、ようやく理解したのでしょう。それ以来、義母から「長男なんだから帰ってきなさい」 と言われることは二度とありませんでした。
【体験者:50代・飲食店勤務、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:タカダ ミオ
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。
