これは、従妹の晶子さん(仮名)から聞いた話です。お盆休みに友人と訪れた沖縄で、少し古びた民宿に泊まった晶子さん。受付で告げられたのは、「夜は絶対に窓を開けないで」という不可解な注意でした。
古い民宿で受けた奇妙な忠告
友人2人と3泊4日の沖縄旅行へ出かけた私は、ホテルが満室だったため、海から少し離れた民宿に泊まりました。鍵を渡してくれた受付の男性は、妙に強い口調で「夜は絶対に窓を開けないで」と念を押します。
理由を聞いても「虫が入るから」と言うだけ。しかし、窓には外側から何度も引っかいたような傷が残っていました。
窓から流れ込んだ嫌なにおい
その夜、友人の1人が「少しくらい平気でしょ」と窓を開けました。すると潮の香りと一緒に、生乾きの服のような嫌なにおいが部屋へ流れ込んできます。
私は気味が悪くなり、すぐに窓を閉めました。友人たちは笑っていましたが、なぜか胸騒ぎが消えません。そのまま布団に入っても、なかなか眠れませんでした。
枕元に立つびしょ濡れの女性
深夜、「ぺた……ぺた……」という濡れた足音で目が覚めました。身体は動かず、目だけを枕元へ向けると、全身びしょ濡れの女性が立っています。顔を長い髪で隠したまま、女性は「あなたじゃない」と低くつぶやき、隣で眠る友人へ向きを変えました。
