今回は、近所の芽衣子さん(仮名)から聞いた、昨年の夏休みにまつわるお話をご紹介します。勉強に力を入れる家庭もあれば、家族との時間を大切にする家庭もあるでしょう。しかし、自分の教育方針を他人に押しつけるママ友の言葉に、芽衣子さんは……
休み明け、青ざめていたママ友
夏休みが終わると、ママ友は以前とは別人のように疲れた表情をしていました。「毎日塾ばかりで、親子ゲンカが絶えなかったの」と力なく打ち明けたのです。娘さんは「夏休みの思い出が何もない」と泣き、体調まで崩して塾を休むことになったそう。
「あそこまで詰め込まなければよかった……」と後悔する彼女に、私はかける言葉が見つかりませんでした。
子ども時代にしか作れない思い出
一方、わが家の娘は「おじいちゃん、おばあちゃんと過ごした夏休みが一番楽しかった」と、写真を何度も見返していました。宿題も予定どおり終えていたため、新学期を落ち着いて迎えられたようです。
勉強は、子どもの将来にとってもちろん大切です。でも、家族と笑った時間や自然の中で得た経験も、同じくらい心を育ててくれるもの。周囲と比べるのではなく、その子に合った夏休みを考えることが大切なのだと実感しました。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。
