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これは、知人の由美さん(仮名)から聞いた話です。共働きなのに家事や育児はほぼ由美さんが担う一方、夫は「家族のために働いてる」が口癖でした。そんなある日、年長の息子の保育参観で見つけた一枚の家族の絵には、夫だけが不思議な姿で描かれていて……

仕事優先の毎日

私は夫と共働きですが、家事や育児のほとんどは私が担っていました。夫は管理職として忙しく、毎朝息子が起きる前に家を出て、帰宅する頃には息子はもう眠っています。「家族のために働いてる」が夫の口癖で、その言葉を聞くたびに何も言い返せずにいました。

休日も急な仕事や会社の付き合いを優先することが多く、息子とゆっくり過ごす時間はほとんどありません。それでも夫は「家族のためだから」と仕事を優先し続け、私は「いつか落ち着くだろう」と思いながら、毎日を過ごしていたのです。

不思議な家族の絵

ある日、年長の息子の保育参観へ行くと、教室には子どもたちが描いた「家族の絵」が飾られていました。息子の絵を見ると、私と息子は手をつないで並んでいるのに、夫だけが四角い箱の中に描かれています。「これ、何だろう……」と不思議に思いながら、私はしばらくその絵を見つめていたのです。

参観が終わって帰ろうとした時、担任の先生が「少しお時間いいですか」と声を掛けてくれました。そして「絵を描いている時に、この四角は何なのか聞いてみたのですが……」と、息子の絵について話し始めたのです。

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