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今回は、知人の真知子さん(仮名)から聞いた話をご紹介します。真知子さんは、小学生の子ども2人を育てながら、家事と育児をほぼ1人で担っていました。夫に何度も協力を求めてきましたが、その大変さはなかなか伝わらなかったそうで……

昼寝どころではなかった夫

翌朝、夫は洗濯機の使い方からつまずきました。説明書を探している間に朝食作りが遅れ、子どもたちからは「体操着は?」「水筒がない」と次々に声が飛びます。どうにか学校へ送り出したものの、流し台には食器の山。

洗濯物を干しているうちに掃除は後回しになり、昼には食卓も床も物だらけでした。夕方、子どもたちが帰宅すると、宿題や夕食、お風呂の準備が一気に押し寄せます。

夫はすっかり疲れ切り、ソファへ倒れ込みました。様子を見に来た義母が、「昼寝する暇なんてあった?」と静かに尋ねると、夫は目を伏せたまま何も言い返せませんでした。

義母の一言が変えた夫

夜になり、夫は私の前で深く頭を下げました。「毎日これを1人でやっていたなんて知らなかった。本当にごめん」その言葉を聞いたとき、ようやく私の日常を見てもらえたような気がしました。

それ以来、夫は食器洗いや洗濯、子どもの送り迎えを自分から引き受けるようになりました。休日には「今日は俺がやるから休んで」と声をかけてくれることもあります。今では周囲にも、「家事は終わりがない。仕事と同じくらい大変だ」と話しているそうです。

私が何度説明しても届かなかったのに、義母の一言は何倍も効きました。夫には言い聞かせるより、実際に経験することが必要だったのでしょう。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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