~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~
今回は、知人の真理さん(仮名)から聞いた出来事をご紹介します。親の介護を優先するため、自ら派遣という働き方を選んでいた真理さん。しかし職場では、その事情を知らない同僚から「派遣だから」と決めつけられる日々が続いていました。肩書きだけで人を判断することの危うさを、改めて考えさせられた出来事です。

「派遣だから」が口癖の同僚

私は派遣社員として事務の仕事をしていました。親の介護があり、急な呼び出しにも対応できる働き方が必要だったため、正社員ではなく派遣を選んでいました。

ところが、同じ部署の女性正社員は、私を見るたびにこんなことを言うのです。「派遣さんだから、このくらいで十分」そう言って、コピーや資料整理、ファイリングなどの雑務ばかりを任せてきました。

さらに周囲にも聞こえるような声で、「正社員じゃない人に難しい仕事を頼んでも分からないよね」「派遣って、指示されたことだけやっていればいいから気楽でいいよね」そんな言葉を何度も口にしていました。

正直悔しい気持ちはありましたが、私は「分かりました」と答え、目の前の仕事を静かに続けていました。

会議室が静まり返った瞬間

ある日、取引先とのシステム導入に関する打ち合わせがありました。担当だった女性正社員が説明を始めましたが、取引先から専門的な質問を受けた途端、言葉が止まってしまったのです。質問は次々と続きましたが、誰も適切に答えられず、会議室は重苦しい空気に包まれました。

私は迷いました。出しゃばるべきではないかもしれない……それでも、このままでは商談が止まってしまうと思い、意を決して口を開きました。「失礼ですが、少しご説明してもよろしいでしょうか」部長がうなずき、取引先も「ぜひお願いします」と言ってくださいました。

私は資料を確認しながら、システムの仕組みや原因、改善案まで順を追って説明しました。話が終わると、取引先の担当者は安心した表情で、「とても分かりやすい説明でした。ありがとうございます」そう言ってくださり、商談は無事にまとまりました。

This article is a sponsored article by
''.