これは職場の60代前半の上司から聞いた、そのご家族の驚きのエピソードです。共働きで育児もしながら、同居する軽度認知症の義母の介護をしていた彼女。しかし夫は「介護なんて女の仕事(笑)」と一切手伝わず、毎週末ゴルフ三昧。実の母親ではなく趣味を優先した夫は……
認知症の義母をワンオペ介護する私と、非協力的な夫
私は平日の昼間はフルタイムで働き、帰宅後は義母の食事や介助をこなす限界寸前の毎日を送っていました。それにもかかわらず、実の息子であるはずの私の夫は、指一本動かそうとしなかったのです。
私が「少しは介護を手伝ってほしい」と引き止めても、夫はヘラヘラと笑いながらこう吐き捨てました。「介護なんて女の仕事でしょ。俺は外で稼いできてるんだからさ(笑)」
そればかりか、夫は毎週末になると「一週間のリフレッシュをしてくるわ」と言い残し、私にすべての負担を押し付けてゴルフ三昧の日々を送っていました。
「今ゴルフのホール中だから無理」
義母は認知症の症状こそあったものの、頭が冴えている瞬間もあり、私の毎日の献身的なお世話と、実の息子である夫の冷淡な態度をしっかりと理解していました。
そんなある日、義母の体調が急変し、急遽病院へ搬送されてそのまま最期を迎えることになってしまったのです。私は慌ててゴルフ場にいる夫へ連絡し、「お義母さんの容態が危ないの、今すぐ病院に来て!」と叫びました。
しかし、受話器の向こうから聞こえてきたのは、信じられないほど軽い夫の声でした。「あー、今ちょうどいいホール回ってるから無理(笑)。そっちで適当に看取っておいてよ」
実の母親の最期よりも趣味のゴルフを優先した夫。妻としての本音は、悔しさと、夫に対する軽蔑で胸が張り裂けそうでした。
