暑さが厳しい夏。熱中症のリスクはお年寄りや乳幼児だけでなく、誰にでもあります。屋外だけでなく室内でも起こりうるもの。ある日、熱中症で倒れかけていた私の友人を助けてくれたのは……今回は、友人から聞いた、真夏なのにヒヤッとするエピソードです。
猛暑の一日
ある猛暑の日、午前中は仕事、午後は半休をもらって中学と高校の娘たちの個人面談へ。さらに夕食の食材を買って帰宅。すべて電動自転車での移動で、体調は限界に近づいていました。
マンションに入り、家のドアを開ける直前のこと。私は激しいめまいと吐き気に襲われ、しゃがみ込んでしまいました。
救いの手
そこへ通行人が「大丈夫ですか?」と声をかけ、家の鍵を開けて中まで肩を貸してくれました。ソファへ誘導し、タオルを濡らし、濡れタオルを私のおでこへ。さらに保冷剤をワキの下に置き、経口補水液を渡してくれ、エアコンの温度まで下げてくれる手際の良さ。
お礼を言おうとした私に「無理に起き上がらないでください。軽い熱中症だと思いますよ。お大事に」とだけ告げて去っていきました。私はそのまま朦朧とする意識の中、眠りについたのです。
娘の視点
数時間後、帰宅した娘たちに起こされ、事情を話すと「知らない人を勝手に家に入れちゃだめでしょ!」と叱られました。けれど私は「彼女の助けがなければ死んでいたかもしれない」と真顔で返します。ところが「タオルの場所、よく分かったね」「エアコンのリモコンも隠してあるのに」と疑問を口にする娘たち。
私はかなり几帳面でタオルは洗面所ではなく二階のランドリールームに収納しており、リモコンもテーブルの裏に収納。保冷剤も専用の容器に入れて冷凍庫で保管しており、ぱっと見では分からないはずなのです。
さらに「帰宅したとき玄関の鍵かかってたよ」「誰が鍵をしめたの?」と娘たちに言われ、私も不安に。警察に連絡しようかと思うようになりました。
