人生で一度は乗ってみたい「飛行機のファーストクラス」。突然「ファーストクラスに移動しませんか」と声をかけられたら、あなたはどう受け止めるでしょうか。ドッキリを疑うのか、高額請求を恐れるのか。今回は、ファーストクラスにまつわる、私の友人Kのエピソードです。
長年の夢
数年前、私は海外に住んでいましたが、第三子を日本で出産するため一時帰国することに。
私には大好きな祖母がいます。母や親戚には「お人よしすぎる」と少し煙たがられている祖母。過去には借金の連帯保証人になったこともあると聞きました。
そんな私の夢は、長年助産師をしていた大好きな祖母に立ち会い出産してもらうこと。コロナ禍で第一子、第二子の出産には叶わなかったその願いが、ようやく実現する時でした。
長時間フライト
帰国のフライトは約10時間。年子の子どもたちはイヤイヤ期真っ盛りで、おもちゃやお菓子であやしてもぐずり続け、周囲の乗客に迷惑をかけていました。
肩身の狭さを感じていたところ、チーフCAに呼び出され、通路へ誘導される私。叱られると思ったら、意外な言葉が返ってきました。「K様のおばあ様のお名前は、もしかしてR様ですか?」と。
Rは祖母の名前。「そうです」と私が応えると「良ければファーストクラスに移動しませんか」と案内されたのです。
