これは知人の櫻井さん(仮名)から聞いたお話です。小学4年生の娘がプログラミングコンテストに入賞したことを義実家に報告すると、義父からは『女の子』なのだからそこまで頑張る必要はないのではないか、という発言が……。
娘の一言
「女の子なのにって何? 私、お嫁さんにもなれるし、エンジニアにもなれるよ」その場にいた全員が娘へ視線を向けます。義父も少し驚いたような表情で、娘の言葉を黙って聞いていました。
そして「おじいちゃんは今のお仕事、子どもの頃から決めてたの?」と娘が尋ねました。義父が「いや、そういうわけじゃないな」と答えると、娘は「じゃあ私も弟も、まだまだ何になるかわからないよ!」と言って笑ったのです。
価値観の変化
娘の言葉を聞いた義父は、しばらく黙ったまま考え込んでいました。そして「それもそうだな」と苦笑いを浮かべます。隣にいた夫も「その通りだな」とうなずき、私も肩の力が抜けました。
それ以来、義父が「男の子だから」「女の子だから」と言うことはなくなりました。娘も息子も以前と変わらず、自分の好きなことに夢中になっています。
子どもの未来は誰にも決められないのだと、あの日の娘が教えてくれたような気がしています。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。
