親戚とはどのくらい会っていますか? 叔父や叔母となると、お正月に一度会うかどうか、あるいは数年に一度ということも珍しくありません。そんな叔父から、ある日突然、食事に誘われ……今回は、私のお客様のエピソードをご紹介します。
変わり者の叔父
私には親戚の中で「変わり者」と言われ、少し煙たがられている叔父がいます。けれど私は昔から叔父が好きでした。
子どもの頃、他の大人が許してくれないおやつを買ってくれたり、ニュースの裏側を教えてくれたり。報道されていることがすべて真実ではないと語る姿は、当時珍しく、会う度に色々な知識を教えてくれる叔父は私にとって特別な存在でした。
突然の誘い
そんな叔父から数年ぶりに連絡がありました。「今日、食べ放題に行かないか」と。理由を聞くと、今日期限切れになる割引チケットを持っていて一人では使いきれないからとのこと。特に予定もなかった私は、夫と息子を連れて指定された焼肉店へ。
久々の再会でしたが、やはり叔父との会話は楽しく、人見知りの0歳の息子も泣くことなく心地よさそうに叔父の腕の中に抱かれていました。
不思議な会計
会計をいつの間にか済ませていた叔父。私達はお礼を言い、解散しようとしたところ「もうひとつ期限切れになりそうな商品券があるから付き合って欲しい」と叔父と共に今度は赤ちゃん用品店へ。
私がおむつやベビー服を選んでいると、叔父はさらに大量のおむつや離乳食を追加。さすがに高額すぎる、と私が支払いをしようとしても譲らず、叔父はクレジットカードで決済してくれたのです。「商品券は?」と尋ねると「家に忘れた」と笑っていました。
別れ際には「食べきれないから」と大量のパンやお菓子を渡してくれた叔父。それは私が子どもの頃に好きだったものばかり。そして叔父は「じゃあまた~」とあっけなく帰っていきました。
