録画を確認すると
父は「観客席に絶対夫が映っていた、間違いない」と言い張ります。録画を確認すると言って父は電話を切りました。私は陣痛を告げることも忘れ、夫に電話しましたが電源は入っていません。
再度父に連絡し、陣痛を伝えると車で産院へ送ってくれました。道中も「絶対に夫だった」と繰り返す父。その言葉に気を取られ、痛みが少し和らいだほどです。
産院に到着後すぐに第二子を出産。父に「元気に生まれたよ」と伝えると、「おめでとう」よりも先に「やっぱり海外に行ってやがった!」と第一声。録画を確認した父は、夫が日本代表のユニフォームで観客席に映る姿をはっきりと確認したのです。
厳重管理という罰
臨月の妻と第一子を置いて「出張」と嘘をつき、海外で観戦していた夫。私の両親も義両親も激怒しました。それ以来、夫のパスポートは義実家で管理され、日本代表ユニフォームは私の実家で保管。W杯のシーズンになる度に、夫は肩身の狭い思いをするようになったのです。
趣味に没頭すること自体は悪いことではありません。しかし、家族を欺いてまで趣味を優先すれば信頼を失いかねません。大人になるとお金も時間も自分で使えるようなりますが、そんな今こそ「何事もほどほどに」を心掛けたいものです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。
