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幼稚園で栄養士として働いている私の友人・伊藤さん(仮名)は、園で顔を合わせた保護者から、スーパーでお菓子を購入していたことを咎められてしまい……「栄養士なのに」のひと言に上手く返せずにいましたが、そこに居合わせた先輩の『神フォロー』で空気が一変!?

園児たちへの『食育』

幼稚園で栄養士として働いている私は、園児たちに『食育』として栄養についての話をすることがあります。「おやつは食べすぎないようにしようね」「いろんな食べ物を食べようね」など、子どもたちにも分かりやすく伝えるよう心がけています。

園児たちも興味深そうに話を聞いてくれるので、私自身いつもやりがいを感じていました。

保護者からの思わぬひと言

ある日、園で保護者の小野さん(仮名)と偶然顔を合わせたときのことです。「この間スーパーで伊藤先生見かけましたよ〜!」と笑顔で声をかけられました。少し照れながら「あ、そうなんですね!」と返すと……小野さんが続けて、「お菓子たくさん買ってましたね〜」「栄養士なのに、説得力が……(笑)」と冗談っぽく言われたのです。

悪気がある感じではなかったものの、私は少しグサッときてしまいました。プライベートで買い物していただけなのに、そんなふうに見られるんだ……という気まずさがあります。そして「栄養士なのに」と言われると、どう返せばいいのか分からず、私は言葉に詰まってしまいました。

先輩の自然なフォロー

そんなとき、偶然そばを通りかかった栄養士の先輩が会話に入ってきました。話の内容を聞くと、「栄養士は、食べ物と『上手に付き合う』方法をよく知ってるんですよ〜!」と明るく返します。さらに、「『絶対禁止』じゃなくて、ちょうどいい量や頻度を知るのが大事なんです」とフォローしてくれたのです。

その言葉で場の空気も和らぎ、小野さんも「あ、たしかに〜!」と納得したように笑っていました。

改めて気づいた自分の立場

私はそのやり取りにかなり救われました。栄養士はお菓子を食べないのではなく、『食べ方を知っている』人なんだと、自分自身も改めて気づかされたのです。

あとから先輩に「助けてもらって、ありがとうございます……」と伝えると、「伊藤さん真面目だから、気にしちゃいそうなんだもん」と笑われました。

栄養士の仕事をしているからこそ、「ちゃんとしないといけない」と、どこか気負っている部分があったのかもしれません。そんな気持ちを、先輩の自然なひと言がふっと軽くしてくれた出来事でした。

【体験者:30代・女性栄養士、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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