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職場は、さまざまなバックボーンを持つ人が関わり合う場所。価値観が違えど歩み寄る姿勢が求められます。「俺、帰国子女だから」と横暴な態度を取っていた先輩が、ある出来事をきっかけに一瞬で態度を改めざるを得なくなったエピソードです。

ズバズバ系社員の正体

営業部署にいたころの実体験です。当時同じ部署だった森下さん(仮名・30歳男性)は、物事をズバズバ言うタイプでした。最初は裏表がなくていい人なのかも、と思っていましたが、次第にその言い方は先輩にも後輩にも容赦がなくなっていきました。

「俺、帰国子女だからさ!」が口癖で、それを免罪符にして周囲に厳しい態度を取っていました。

職場でも外でも好き放題言い放つ

会議で先輩の数字が伸びていないとわかると、その場で「は? この1週間なにしてたの?」と強く詰め寄ります。社外に出ても態度は変わらず、店員さんが領収書の漢字を間違えただけで、「え? 違うじゃん! 何してんの!? こっちは忙しいんだから早く作り直して」と高圧的な物言い。上司の前では愛想よく振る舞うため、注意されることもなく、周囲はモヤモヤを抱えていました。

突然の外国人来訪

そんなある日、会社に外国人のお客様が飛び込みで訪問してきました。普段ほとんど来客のない部署だったこともあり、社内は一気にざわつきます。そこで、帰国子女を自称していた森下さんに対応をお願いすることに。

森下さんは「ハ、ハロー……」と応対を始めましたが、お客様が英語で要望を説明し始めると、みるみる表情が固まっていきました。

一瞬で崩れた強気

結局、森下さんは内容をほとんど理解できていなかったようで、「やばい……なに言ってるか全然わかんない……」と小声で漏らしていました。

実はイギリス生まれではあるものの、生後6か月になる前に帰国しており、英語はまったくできないそう。その瞬間、「帰国子女だから」という免罪符を失いました。それ以来、会議で大柄な態度を取ることはなくなり、あの強気さもすっかり影をひそめたのでした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2017年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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