~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~
知人の優子(仮名)の夫は、自称「食通」で、何かと料理や出し方に細かい注文を出してきます。ある日、作るのに手間がかかる天ぷらをめぐって夫が要求したマイルールに関するエピソードをご紹介します。

自称“食通”夫の妙なこだわり

私の夫は、自称“食通”。料理にうるさく、何かとうんちくを語るタイプ。料理が得意な私は、何を作っても「美味しい」と言われるより、腕によりをかけて作った料理をちゃんと味わって「美味しい」と褒めてくれることが嬉しいと感じていました。ただし結婚するまでは......の話でした。

夫の常識は妻の非常識

結婚して間もない頃、私がみそ汁にみょうがを入れて出した時のこと。夫はみそ汁を一目見るなり、「みょうがを小口切りにするのは邪道だ。みょうがは千切りが常識だろ」と言い放ち、私は唖然としました。そんな常識あった? と思いましたが、自分にも確固たる自信がなかったので、その場は反論せず聞き流すことにしました。

さらに別の日、夕食に天ぷらを作ると、「天ぷらを全部一度に揚げてしまうのはいかがなものか」との指摘。私が「うちは全部まとめて揚げて出していたわよ」と返すと、「うちの母さんは一種類ずつ揚げて出していたよ」と譲りません。

「お義母さんはいつ食べてたの?」と聞くと、夫は少し考えて「一緒には食べてなかったな」と平然と言いました。義母が、家族が食べ終わってから一人で冷めた天ぷらを食べていたことを知り、私はさらに唖然としたのです。

再びの天ぷらリクエスト

それ以来、私は家で天ぷらを作らなくなりました。天ぷらは熱いうちに食べた方がおいしいに決まっているけど、とても義母の真似はできないと思ったからです。

しかしある日、夫が「久しぶりに天ぷらが食べたいな」とリクエストしてきました。そして、「でも、いっぺんに揚げないでね」と付け加えるのも忘れませんでした。

夫を黙らせた反撃

私は、すかさず笑顔で返答。「1万円くれたら、少しずつ揚げて出すわよ。それが嫌なら天ぷら屋さんに行って食べてきて」夫は一瞬固まり、それ以上何も言いませんでした。

その日以来、食卓での細かい指摘はぴたりと止まりました。天ぷらも、以前のようにいっぺんに揚げて並べるようになりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2020年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Sachiko.G 
コールセンターやホテル、秘書、専門学校講師を歴任。いずれも多くの人と関わる仕事で、その際に出会った人や出来事を起点にライター活動をスタート。現在は働く人へのリサーチをメインフィールドに、働き方に関するコラムを執筆。

This article is a sponsored article by
''.