筆者が保育士時代に出会った、困った保護者のお話です。「絶対に怪我をさせたくありません」と真夏でも長袖を着させる母親。そんな母親が大反省した、こけて怪我をした息子が放ったピュアな一言とは……。
マサくんの本心
こけて服が少し汚れてしまったので、園の貸し出し服の半ズボンを着てマサくんは家に帰りました。怪我をしたと驚くママに向かってマサくんは、「ママ知ってる? この服、めっちゃ涼しいねんで。お友達みたいに早く走れそうなくらい! 毎日こんな服がいいわ〜」
驚いたマサくんママは、「だ、だって、怪我、したくないでしょ? そのための長袖よ?」と聞きますが、「怪我? 別に。涼しいのがいいわ〜僕もっと早く走りたいし」と言うマサくん。今まで必死に怪我から守ってきたと思っていたママは、何をしてきたんだろう……と拍子抜けしてしまいました。
以降、マサくんママが「危ない危ない」と、過度に行動を制限することはなくなったのでした。
【体験者:20代・女性保育士、回答時期:2010年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:ふくまる よしまる
保育士を経て、2児の育児をしながらライター業をスタート。これまでの職業経験から育児のテーマを得意とする。特に保育士時代の出来事や、視覚障害がある子どもの育児をする自身の経験、そして同世代のママたちの声をもとに、女性を元気づけるための発信を精力的におこなう。