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筆者が保育士時代に出会った、困った保護者のお話です。「絶対に怪我をさせたくありません」と真夏でも長袖を着させる母親。そんな母親が大反省した、こけて怪我をした息子が放ったピュアな一言とは……。

心配性な母親

年中から入園してきた男の子・マサくん(仮名)は、気温が25度を超える日でも毎日長袖長ズボンで幼稚園に登園していました。

マサくんのママは心配性で、入園前から「絶対に怪我をさせたくありません」と園に申し出。幼稚園では怪我なく過ごすのは難しいと何度も伝えましたが、それでも、「今まで一度も怪我をさせずに育ててきたんです。怪我をしたらかわいそうでしょ」と言い張っていました。

園長が説得も……

園長がマサくんママに、「怪我をしないようにしますとは言えません。怪我をしながら育ちますから。できるだけ怪我のないように努めます」と言い続けましたが、「怪我をしたらかわいそうなので、長袖長ズボンで守らせます!」と毎日長袖長ズボンを着させ続けていました。

ママの心配をよそに

マサくんママは怪我に過敏すぎて、やろうとすることを一つひとつ「危ない危ない」と止めてきたので、マサくんは他の子と比べると経験不足が目立ち、運動面に差があるように感じられました。

でも園に来ると、他の子のすることが刺激的で、色々マネしてやってみたくなるようで、マサくんは元気いっぱい遊ぶようになりました。

ある日、保育士が見守る中、坂道を走り下りる遊びを数人でしていると、マサくんだけが、長ズボンが少し足に引っかかりスッテーンと派手に転んでしまいました。

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