「家事なんて誰でもできる」という夫に笑顔で返答
ある週末の朝、私は洗濯物を干しながら「今日中に副業の原稿を仕上げないといけないから、少し家事を手伝ってほしい」と夫にお願いしました。すると「えー、家事なんて誰でもできるじゃん。そんなに大変?」ソファでスマホを見てゴロゴロしながら、そんなふうに言われました。
これまでならここで言い合いが始まるところ、今回はグッと飲み込み、笑顔で「そうだね、誰でもできるよね」と返答。
妻から夫への静かな宣告
続けて、「じゃあ、来週1週間お願いね。私、副業の大きな締め切りがあって。家事全部お願いしたい」と伝えると、夫は「え、全部?」と驚いていましたが、「誰でもできるって言ってたよね」と根念押しし、あとはメモを1枚を渡しました。
平日の朝の弁当作り、保育園の送り、夕飯、洗濯、子どものお風呂と寝かしつけ、ゴミ出し、翌日の保育園準備…メモにはそれだけを書いておきました。
止まらない夫からの連絡
月曜は「なんとかなった」と夫から報告。火曜の夜は「夕飯何作ればいい?」という相談LINEに「冷蔵庫にあるもので」と返答。水曜の朝は「弁当のおかず何がいい?」に「子どもの好きなもので」
木曜は「洗濯っていつやればいい?」に「汚れたらすぐ」、金曜の朝の「ちょっと待って、保育園の持ち物リストって毎日違うの?」には「はい、違います。毎日確認が必要です」
こんなふうに1週間が過ぎていった翌朝、夫はぐったりした顔でソファに横になっていました。
全て気付いた夫からの謝罪
「お前、毎日これをやってたのか、フルタイムで仕事して、副業もしながら……」夫はしばらく黙ってから「ごめん」と言いました。「誰でもできる、は間違いだった」と。
翌週から夫は、聞かなくても家事を進んでやるようになりました。私の作戦は、見事大成功に終わったのでした。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:もちづき まいこ
大学卒業後、薬剤師として勤務。第二子の出産をきっかけに、ファイナンシャルプランナーやオンライン秘書などにも転身。それらの経験を経て、出会った人間模様や教訓を記事として執筆中。特に、夫婦関係や子育て、家族の在り方をテーマに生活者のリアルに寄り添うコラムを得意とする。