これは私の友人、愛さん(仮名)から聞いた話です。引っ越したばかりの頃、大家さんから突然の連絡。その内容に思わずゾッとしてしまいました。
引っ越し後、大家からの連絡
我が家は先日、子育てがしやすい戸建ての賃貸住宅に引っ越しました。荷造りや手続きに追われながらも、なんとか引っ越しを終え、新居での生活がスタート。
ところが、その数日後、大家さんから突然連絡が来たのです。「鴨居に洋服を掛けるのはやめてもらえますか」
離れた所に住んでいるはずの大家がなぜ?
私は驚きました。大家さんとは不動産会社を通じて連絡先は交換していたし、確かに2階の鴨居にハンガーで洋服を掛けていました。でも、大家さんはここから車で30分ほど離れた地区に住んでいると聞いています。なぜそんなことを知っているのだろう。
その日の夜、仕事から帰った夫と「近所の人が言ったのかな……?」などと相談しました。そういえば、お隣さんに挨拶に行った時、大家さんのことを知っていると言っていたような……? もしかすると、連絡を取り合う中で世間話程度に言ったのかもしれない。いくら考えても答えは出ませんでした。
まるで監視されているよう
気になった私は、大家さんにメッセージを送り、それとなく聞いてみることにしました。「鴨居の件、大変失礼しました。ところで、どなたからお聞きになったんですか?」
すると「近所の方から聞きました。それに私も何度か家の前を通っていますからね」と返信が。私は目を疑いました。大家さんもわざわざこちらまで来て、家の様子を確認していたというのです。
さらに「表札は郵便受けに貼ってもらっていたと思いますが、あれはあの場所でOKですよ」と追加でメッセージが来ました。こちらに来ると連絡はなかったのに、我が家の周りのいろんなことを把握されていたのです。
周りの目が気になる日々
もちろん、大家さんには貸している家を管理する責任があります。建物の状態を気にするのも理解できます。それでも、事前の連絡もなく、離れた場所から何度も様子を見に来ていたと知ると、どうしても落ち着きません。
引っ越したばかりなので、すぐにまた家を変えるわけにはいきませんが、近所の人や大家さんの目がとても気になる日々を送っています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2021年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

