引越しの準備を放置する夫
念願のマイホームを購入し、引っ越しをすることになった我が家。子どもが生まれてから初めての引っ越しということもあり、荷物はずいぶんと増えていました。そこで私は、引っ越しの日が決まるとすぐに計画を立て、少しずつ荷造りを進めました。一方、夫はいつまでたっても荷造りを始める気配がありません。
「早めに始めないと、間に合わなくなるよ」と声をかけても、夫は「いざとなれば、一晩で何とかなるだろ。俺は忙しいから」と聞く耳を持ちませんでした。
結局準備は間に合わず
夫がようやく荷造りを始めたのは、引っ越しの数日前になってからでした。しかし、平日は仕事があるため、作業できるのは夜しかありません。
私は運んでもらいたい荷物はおおむね箱詰めしましたが、夫の部屋は引っ越し当日になっても、細々した荷物が大量に残っていました。
ようやく慌て始めた夫
引っ越し業者が到着し、夫の部屋を見ると、作業員の方が困ったような表情で尋ねてきました。「旦那さんのお部屋はどうされますか? このままではお荷物をお運びするのは難しいです。こちらで荷造りをする場合は、追加料金がかかりますが……」
それを聞いた夫の表情が、一気に変わりました。夫はお金に細かく、余計な出費を嫌うタイプなのです。追加料金がかかると聞いて、ようやく事の重大さに気づいたようでした。「あ……とりあえず細かいものは自分で運ぶので、大きい机と本棚だけは運んでください!」
結局、大きな家具は搬出してもらえたものの、細々とした荷物は大量に残ったままとなりました。私は他の部屋の荷物の搬出が終わると、新居で搬入に立ち会うため、自家用車で先に家を出ることに。新居は車で10分ほどの距離にありますが、夫は引き続き荷物をまとめるため、旧居に取り残されることになったのです。
「何とか」なったけど……
その後、夫は残った荷物を自分の車に積み込み、何度も旧居と新居を往復することに。その日は気温が高かったこともあり、夫は引越し業者の人以上に汗びっしょりになっていました。
「何とかなる」と言っていた夫。確かに何とかなったようですが、最初から準備していれば、こんな苦労をすることもなかったのに……と思った私でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て
、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

