私の知人・奈々さん(仮名)は、1歳になる息子の保育園入園に向けて準備を進めていました。必要なものをそろえるのも、名前を記入するのも、ほとんど奈々さんの担当。そんななか、あるものの準備をめぐって思わぬ事態に……?
息子の保育園が決まって
息子が1歳になり、保育園に入園することになりました。入園に向けて、着替えや食事用品など、必要なものをそろえることに。さらに、一つひとつに名前を付ける作業もあり、私は準備に追われる毎日です。
ただ、夫はそうした作業にほとんど関わらず、基本的に私に任せきり。息子のお世話をしながら少しずつ進めていて、なかなか大変でした。
巾着袋を購入しようとすると……
保育園では、着替えや給食セットを入れる『巾着袋』も必要でした。手作りでも市販品でも構わないとのことでしたが、余裕がなかった私は市販品を購入することに。すると……それを知った夫が「え〜、作らないの? みんな作るんじゃないの?」と言い出したのです。
さらに「お母さんって、こういうの手作りするイメージだけどな〜」と、何気ない調子で続けます。(今まで手伝ってくれなかったのに、そこには口を出すんだ……)夫の言葉に、私は思わずモヤモヤしてしまいました。
夫の言葉に、妻の反撃
そこで私は、「手作りがいいと思うなら、別にお母さん限定じゃなくてもよくない?」と夫に言い返しました。そして「お父さんが作ってみようとはならないの? 私が全部準備してるのに、作らないことにだけ口を出すの?」と問いかけたのです。
今まで私に任せきりだったのに、手作りしないことだけを指摘されるのは腑に落ちません。夫は私の反応を予想していなかったのか、言葉に詰まってしまいました。
妻の鋭い指摘に夫は
そして夫は「いや、なんとなく手作りするものだと思ってただけで……」とタジタジ。私は「手作りでも買ったものでも、ちゃんと使えるものならいいんだから」とはっきり伝えました。
すると夫も「ごめん。確かにそうだな」と納得した様子。それからは夫も名前の記入などを手伝ってくれるようになり、無事に入園準備を終えることができました。
子どものために手作りするのも、市販品を上手に活用するのも、それぞれの家庭に合った選択でいいはずです。また、準備を担うのは必ずしも母親である必要はありません。夫にとっても、入園準備を妻任せにしていたことを見直すきっかけになったようでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

