遅刻しても悪びれない夫
夫は仕事で疲れていることを理由に、寝坊したり、家族の集まりに遅刻したりしても、ほとんど謝りませんでした。友人たちとの集まりに家族で参加するときも、「別に仕事じゃないんだから、待っててもらえばよくない?」と言い、遅刻すること自体に罪悪感がない様子。
私は「待っている人にも予定があるんだから、せめて遅れるなら連絡して」と何度も伝えていました。
遅くなるときの連絡も拒否
仕事終わりに飲み会へ行くときも、夫は私に何も連絡しません。帰宅時間も分からず、平気で朝帰りすることもありました。その間、私は家事や育児を一人でこなし、翌日の予定も夫の帰宅時間が分からないまま調整することに。
「飲みに行くこと自体はいいから、帰りが遅くなるときは一報だけほしい」とお願いしても、夫は「束縛するな!」と聞く耳を持ちませんでした。
たった10分で注意されて……
ところがある日、私が出かけると、夫から「あとどれくらいで帰ってくる?」「まだ?」と頻繁に連絡が。「17時ごろかな」と伝え、実際には17時10分ごろに帰宅すると、夫は「約束の時間より帰宅が遅くなるときは、ちゃんと連絡しないと」と注意してきたのです。
私は思わず「……うん。それ、そっくりそのまま返すね」と返しました。
自分が待つ側になって気づいたこと
夫が「え?」と驚くので、「私が8年間お願いし続けてきたことだよね。遅くなるなら一言連絡してって」と伝えました。
夫はしばらく黙ったあと、ハッとしたような顔で「……そうか……ごめん」と謝りました。自分が待つ側になって、ようやく私の気持ちが分かったのかもしれません。8年越しに理解してくれたことには、少しホッとしました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2023年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:橘 りお
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

