【COORDiSNAPライターは見た】女性メディアライターの実録記ー本記事は当メディアの読者の声及びライター体験を元にした実録記です。女性のライフスタイルのリアルをお届けします。
これは友人の話です。子どもが生まれてから、家族の予定を優先し、自分のことはいつも後回し。「今は子どもが小さいし、仕方ないよね」と思っていたそうです。そんなある日、久しぶりに友人とのランチへ行こうとすると、夫から「ママなんだから、もう少し我慢したら?」の一言が。モヤモヤを抱えていた数日後、5歳の娘がお人形遊びで発した何気ない言葉に、ハッとさせられ……

いつも自分の予定は後回し

子どもが生まれてから、休日はいつの間にか家族の予定で埋まるようになりました。娘の習い事、家族での買い物、夫の予定。それらを先にカレンダーへ入れて、空いたところに私の予定を入れる。友人からランチに誘われても、「夫に娘をお願いして大丈夫かな」と、まず考えるのは家族のことでした。「また今度にしよう」と断ることも珍しくありませんでした。

誰かに強制されたわけではありません。それでも気づけば、私の予定だけが“空いていたらできること”になっていたのです。

ママなんだから

そんなある日、学生時代の友人から久しぶりにランチのお誘い。「たまにはいいよね」と思い、夫に「来週の日曜日、友達とランチに行きたいんだけど」と伝えました。すると、「え、日曜? 俺が1日子ども見るの? ママなんだから、もう少し我慢したら?」その瞬間、胸の奥がザワッとしました。「なんで私だけ我慢するの? 私だって、たまには友達と出かけたいよ」

自分では「仕方ない」と受け入れてきたのに、人から「母親なんだから我慢して」と言われた途端、強い違和感を覚えたのです。

5歳娘のお人形遊びにドキッ!

数日後、娘がお人形遊びをしていました。パパ役の人形は「いってきまーす!」と軽やかに出かけます。ところがママ役の人形には、「ママはおうちにいるの。だって子どもがいるからね」と。「え? ママはお出かけしないの?」と聞くと、娘は不思議そうに言いました。「だってママはいつもおうちにいるでしょ?」

ドキッとしました。私は「家族のために少し我慢しているだけ」のつもりでした。でも娘には、「ママは家族のために我慢する人」と映っていたのかもしれません。

「ママになったら我慢が普通」と思ってほしくない

その夜、私は娘との出来事を夫に話しました。「私が遊びたいから言ってるだけじゃない。娘に『ママになったら、自分のことは我慢するのが普通』って思ってほしくない」夫婦で話し合い、それからは家族の予定だけでなく、お互いのやりたいことや一人で過ごす時間も、同じようにカレンダーへ入れることにしました。

母親になっても、自分の楽しみをすべて後回しにしなくていい。子どものために我慢する姿だけでなく、自分の人生も大切にする姿を見せること。それも、親から子へ伝えられる大切なことなのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

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