子どもの健やかな成長を願う七五三。古くから続くイベントだからこそ、伝統を大切にすべきか、子どもの意見や都合を優先すべきか悩ましいですよね。今回は七五三のやり方で義母と揉めた、私の実体験をご紹介します。

家族で決めていたのに

私の息子は今年5歳になり七五三を迎えるため、夏ごろから準備をしていました。いろいろ調べたり息子とも話し合い、息子の希望を優先する形で着物や神社などを選びました。

しかし10月のある日、義母から「今年の七五三は、こっちへ帰ってくるわよね? 着物はひいきにしている呉服屋で頼んだからね。代々参拝している〇〇神社へ行って……」などと勝手に決められた内容のメッセージが送られてきたのです。

予約したと言う日程を見ると、なんと幼稚園の運動会の日。ちなみに夫の実家は、新幹線で半日かかるところにあります。

義母から文句を言われ

「すでに神社も服装も決まっているよ。実家には帰らないよ」と夫が返信すると、義母から電話が。「うちの直系の孫なんだから、我が家の伝統的なやり方で七五三をするのが普通でしょ。すでに予約して、親戚にも伝えているから」と義母は怒っている様子です。

夫が「その日は幼稚園の行事があるから帰れないし、こっちですでに準備しているから」と言うと、「なんで勝手に決めるの! 私がそちらに行かなきゃいけないってこと?」とヒートアップしてしまいます。

息子が素直に伝えると

すると隣にいた息子が電話したいと言いました。「もしもし、ばあば。僕ね、大好きな電車が見えるところで、かっこいい着物を着て写真を撮ってもらうんだ」と話し始めました。そして「お正月に写真を持っていくね。楽しみにしててね」と言うと、義母は無言に。

再び夫に電話を戻すと「私はお呼びでないって感じかしら」と寂しそうな声で言います。

子どもが主役の行事だから

夫が「孫を想う気持ちもわかるんだけど、今回は息子の希望を最優先に決めたからさ。また初詣の時に神社へ行ったり着物を着たりしようか」と伝えると、義母も納得した様子。

七五三の当日は、とても良い笑顔の息子の写真が撮れました。そしてお正月の帰省時に、写真や思い出話を聞いた義母は「良い七五三になったわね」と言ってくれました。

伝統も大切ですが、子どもの行事は主役の子ども本人の意見を尊重してあげられてよかったなと思いました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:伊村 えりか
薬剤師歴12年。就業を通じて多くの人生や、悩み、奇跡などに直面し、それらを伝えるべく執筆活動を開始。職場や同世代の女性との会話をもとに、医療現場の裏側から家族の「あるある」まで、多岐にわたるテーマで執筆を手がける。子育てサイトのアンバサダーを務め、身近な視点を活かしたコラムを執筆中。

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