友人・理恵さん(仮名)の実体験。たまに家事をしただけで「俺ってイクメン」とアピールする夫。毎日家事と育児を担っている妻からすれば、なんとも複雑な気持ちになります。そんな夫に、息子が普段の家事事情を正直に暴露したエピソードです。

休日の洗濯でイクメンアピール

私は夫と小学3年生の息子との3人暮らしです。共働きですが、私は毎日仕事後直帰。一方、夫は仕事後に飲みに行くことも多く、平日の家事や育児はほとんど私のワンオペ。

ある休日、夫が洗濯物を干してくれたのですが、「今日俺が洗濯しておいたよ。結構大変だったわ~。土曜なのにしっかり働いたわ」とずっとアピール。

お礼を伝えると「本当は休日だし休みたいのに頑張ったわ。もっと感謝してもいいよ?」と冗談めかして言われ、私は苦笑いしました。

洗濯一回で「俺ってイクメン」

その日は一日中、夫が息子に「俺ってイクメンだよな」とアピール。私が夕食を作り、食器を洗い、翌日の準備をしている間も、夫はソファでくつろいでいました。

そこで私が「じゃあイクメンに食器洗いお願いしていい?」と頼むと、夫は「今日はもう洗濯頑張ったから」と拒否。息子はそんな私たちのやり取りを黙って聞いていました。

息子の正直すぎるひと言

すると突然、息子が「パパ、洗濯したのって今日が今年初めてじゃない?」と言ったのです。夫が「そんなことないだろ」と返すと、息子は「僕、覚えてるよ。いつもママがやってる」と即答。

さらに「土曜が休みなのはママも一緒だし。ママは毎日やってるのに、パパは1回でイクメンなの?」と聞きました。夫は「確かに……」とつぶやき、それ以上返答できませんでした。

本当のイクメンに

私は笑いながら「明日から少しでも一緒にやってくれる?」と聞くと、夫は「……やります」と答えました。翌週から夫はゴミ出しと洗濯を担当するように。息子から「パパ、最近ちゃんとやってるね。イクメンっぽくなってきた」と褒められると、夫はうれしそうな顔をしていました。

最初から普通にやってくれればよかったのに、と思いましたが、息子の素直な一言が夫の意識を変えるきっかけになったのはよかったです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:橘 りお
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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