自分の負担は主張するのに、妻の負担には気づいていない夫には困ってしまいます。これは同僚の綾さん(仮名)から聞いたエピソードです。夫に日帰り出張を打診したところ、「それ、給料上がるの?」などと問い詰められ……
妻の負担は……?
数日後、夫から「明日、飲み会だから」と言われました。当たり前のように言う夫に不満を感じ、私は「それ行って給料上がるの?」と聞き返したのです。すると夫はムッとして、「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」と言ってきました。
「私が研修に行きたいってお願いしたとき、あなた同じことを言ったんだけど。覚えてないの?」と言うと、「いや、あれは給料が上がるかも分からないのに、俺の負担が大きすぎると思っただけ」と夫。
私はそこで「じゃあ私は? あなたが毎晩のように残業や飲み会に行っている間、その負担、全部私が背負ってるんだよ」とはっきりと言い返しました。
考えを改めた夫
夫はしばらく考え込むと、「……確かに、お前の負担とか気づいてなかったかも」とポツリ。翌日、いつもより少し早めに飲み会から帰ってきた夫は「出張、行ってきていいよ」と言ってきました。それからというもの、飲み会があっても早く帰ってくることが増えたように思います。
私だけが我慢して家庭を回すのではなく、お互いの仕事や時間を尊重することが大切だと気づいてもらえた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。
