すると夫はひと口食べるなり「今日のカレー、なんか野菜が甘くて美味い」と言い出しました。その後も「いつものカレーより美味しい」と何度も繰り返しながら、満足そうに食べ進めていたのです。
明かした野菜の正体
そこで「それ、あなたがバカにしていた訳あり野菜で作ったんだけど」と明かすと、夫はスプーンを止め「え、あの野菜?」と目を丸くしました。すぐには信じられないのか、お皿のカレーと私の顔を何度も見比べています。
さらに、これだけの量の野菜が通常価格の半額以下だったことも伝えました。つい先ほどまで「意識高い系?」と笑っていた勢いはすっかり消え、夫は何も言えないまま黙り込んでしまったのです。
賢い消費者になった夫
翌週、夫は自分からフードロス削減アプリを開き「次はフルーツの訳あり品、頼んでみない?」と画面をこちらに向けて提案してきました。すかさず「意識高い系じゃなかったの?」と聞き返すと、夫は少し気まずそうに「……賢い消費者だった」と言い直したのです。
実際に味わい、お得さも知ったことで、夫はすっかり考えを改めたようです。それ以降はどの商品がお得か2人で探すようになり、今では夫婦そろってフードロス削減アプリに夢中になりながら、楽しく賢い買い物を続けています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。
