ママ友とランチ! 割り勘で不機嫌に……
私の息子は幼稚園に通っています。ある日、同じ幼稚園に通うママ友5人で、ランチに行くことになりました。特に誰かが奢るという話でもなく、みんなそれぞれ好きなものを注文したので、会計の時には私が伝票を持っていき、「割り勘で」と伝えてそれぞれが支払いをしました。
すると、1人のママ友・ゆりさん(仮名)が、なぜか不機嫌そうな顔をしていたのです。
「割り勘って、思いやりなくない?」
どうしたのかなと思っていると、帰り際にゆりさんから話しかけられました。「ねぇ、うちの旦那、年収低いって前から言ってるじゃん? それなのに、普通に割り勘って、さすがに思いやりなくない?」そう言われ、私は返事に困ってしまいました。
確かに、ゆりさんは以前から「うちの旦那、給料安くてさ~」とよく愚痴をこぼしていました。
でも、実際にその給料がいくらなのかも、本当に私たちより少ないのかも知りません。
別のママ友の言葉にタジタジ
すると、その会話を聞いていた別のママ友、マキさん(仮名)が、ゆりさんに言いました。「あのさ、割り勘が嫌なら、参加する前に相談すればいいんじゃない?」ゆりさんはマキさんに聞こえていると思わなかったようで、少しギョッとした表情です。
「みんな同じようにランチを食べたんだから、普通は同じように払うでしょ。お店もここでいい? って事前に確認したよね?」ゆりさんは、何とも気まずそうに下を向いていました。
思いやりがないのは……
それからゆりさんは小さな声で、「いや、ちょっと思っただけだから」と言って帰って行きました。
どうやらゆりさんは私が勝手に「割り勘で」と決めたことが気に入らなかった様子。
その後、ゆりさんから何事もなかったかのように再びランチに誘われることがありましたが、ほどほどの距離で付き合おうと思い、何かと理由をつけて断ることにしました。
「割り勘なんて思いやりがない」と言われましたが、自分の都合を一方的に相手に察してもらおうとする姿勢こそ思いやりがないのでは……と感じた出来事でした。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て
、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

