これは、友人の幸恵さん(仮名)が体験した話です。幸恵さんの部署に入ってきた新入社員は、パソコンや新しいツールの扱いが得意な一方、先輩たちの仕事の進め方には少し思うところがあった様子。そんな2人が一緒に取引先を担当したとき、ある出来事が起こりました。
「それ、昭和のやり方ですよね?」
私の部署に、美咲さん(仮名)という22歳の新入社員が配属されました。パソコンの操作は早く、私が知らない新しいツールにも詳しかったので、最初は「私もいろいろ教えてもらえそう」と楽しみにしていました。
ところが一緒に仕事をするうちに、少し気になることが出てきたのです。美咲さんは、先輩たちが昔から続けている仕事の進め方を、たびたび否定することがありました。ある日、私が重要な内容をメールで送った後、念のため取引先へ電話をかけて確認していると、「それ、昭和のやり方ですよね? メール残ってるなら電話する意味なくないですか?」と笑われました。
言い方には少し引っかかりましたが、「相手によっては電話で確認したほうがいいこともあるよ」とだけ伝え、その場ではそれ以上言いませんでした。
「読めば分かりますよ」と言い切る新入社員
それから数週間後、美咲さんが取引先へ商品の納期変更を連絡することになりました。納期が変われば先方の予定にも影響するため、私は「大事な変更だから、メールを送ったあと電話でも伝えておこう」と声をかけました。
しかし、美咲さんは「読めば分かりますよ。そこまで面倒見なくてもよくないですか?」と乗り気ではありません。さらに「仕事って効率化するものですよね。昔からやってるってだけで続けるの、意味ないと思います」と言い切りました。
確かに、何でも昔の方法を続ければいいとは私も思っていません。ただ、今回のような重要な変更は、相手にきちんと伝わったことまで確認したほうが安心です。とはいえ、これ以上何度も言うのもどうかと思い、「じゃあ、メールが届いているかだけは確認してね」と念を押しました。
