私の知人・美紗さん(仮名)は結婚して、義実家の近くで新婚生活を始めました。優しい義両親との関係も良好でしたが、義母がたびたび口にする『長男の嫁』という言葉だけは少し気になっていて……?
義妹から思わぬひと言
「それさ、私が将来結婚して、相手の両親に同じこと言われてたらどう?」そう問いかけると、さらに「私はそれ言われたら、なんか窮屈だわ〜」「近くに住んでるだけで、将来のことまで期待されてるみたいじゃない?」と続けました。
その言葉を聞いた義母はハッとした様子。そして少し考え込むと、「……たしかに、自分の娘が言われてたら気になるかもね」とつぶやいたのです。
義母にも伝わった気持ち
その後、義母は私に「ごめんね、そんなつもりで言ってなかったんだけど……」と謝ってくれました。自分からはなかなか言い出せずにいたので、義妹が自分だったらどう感じるか率直に伝えてくれたことに、ホッとしたのを覚えています。
それ以降、義母から「長男の嫁だから」といった言葉を聞くことはなくなりました。「もし自分の娘が……」と立場を置き換えたことで、義母も初めて気づくことがあったのかもしれません。義妹のおかげで、これからの義家族との付き合いを少し気楽に考えられるようになりました。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。
