急いでいる時は誰でもイライラしやすいものです。これはファミリーレストランで働く私の友人、まゆみさん(仮名)から聞いたエピソード。「急いでいるのにスープカップがない」と言い、執拗に苛立ちをぶつけてくるお客さんに、小さな女の子が放った一言とは……?
小さな女の子が一言
周りのお客さんもチラチラとこちらを見ています。私が「申し訳ありません」とひたすら頭を下げて補充を終えようとしていたその時。
ジュースを取りにきた様子の4歳くらいの女の子が、私たちのやり取りを見て言いました。「おじさん、急いでるんでしょ? 怒ってるより、早くスープ飲んだほうがいいよ」
怒っている時間がもったいない
あまりにも素直な一言に、近くにいた大人たちは笑いをこらえている様子。するとその子のお母さんがやってきて「すみません、すみません」と言いながら、大慌てで女の子を席に連れていきました。男性は気まずそうに黙り込み、何も言わずにスープを注ぐと、そそくさと席へ戻っていきました。
「急いでいるなら、怒っている時間がもったいない」怒っていた男性はそんな当たり前のことを、小さな女の子に教えられたようでした。
【体験者:30代・女性パート従業員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。
