私の知人・千秋さん(仮名)の夫は食事にこだわりがあり、外食でも家庭の食事でも何かとひと言感想を口にするタイプだそうです。千秋さんが作った料理にも毎回のように注文をつける夫に、ある日息子が意外なひと言を放って……?
得意げな表情で息子は
息子は「保育園で習ったんだよ!」と得意げな様子。そして、相手が嫌な気持ちになる言葉を『チクチク言葉』、言われるとうれしい気持ちになる言葉を『ふわふわ言葉』と呼ぶのだと、一生懸命説明し始めました。
そして今度は私のほうを向くと、ニコッと笑って「ママ、作ってくれてありがとう!」とひと言。そして「これはふわふわ言葉!」と得意げに教えてくれたのです。息子の素直な言葉に、私は思わず笑顔に。一方の夫は、息子から注意されるとは思っていなかったのか少し気まずそうにしています。
それから、夫にも変化が
夫は自分が何気なく口にしていた言葉が、相手を嫌な気持ちにさせることもあるのだと気づいたようです。それからは、料理について何か言う前に少し考えるようになりました。そして以前よりも「ありがとう」と伝えてくれることが増えたのです。
悪気なく口にした言葉でも、受け取る相手にとっては傷つく言葉になっていることがあります。息子からのまっすぐな指摘は、夫にとって普段の言葉を振り返るきっかけになった出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。
