平日の家事と育児をほぼ一人で担っていた友人。「家事は得意な方がやればいい」という夫の言葉を受け入れ、何年も不満を飲み込んできました。しかし、手首の骨折をきっかけに夫が家事と育児を引き受けると、わずか数日で「もう無理」と音を上げて……
私はそれを何年も続けてきた
夫がいつも口にしていた言葉を思い出し、問いかけました。「家事や育児は、得意な方がやればいいんだよね? 実は私、家事より仕事の方が得意なの。これからは、あなたが家事と育児をメインで担当してくれる?」
夫はハッとした表情を浮かべ、何も答えられませんでした。私が得意だから任せていたのではなく、「妻なら黙ってやってくれる」と甘えていただけだと、ようやく気づいたようでした。
「手伝う」から「自分の役割」へ
それ以来、夫の言葉と行動は少しずつ変わりました。「洗濯はやっておくよ」「この日のお迎えは俺が行くね」など、以前のように「何か手伝おうか?」と聞くのではなく、自分の役割として家事や育児を引き受けるようになったのです。私も一人で抱え込まず、夫に任せることへの罪悪感を手放せるようになりました。
相手の大変さは、隣で見ているだけでは分からないもの。その立場になって初めて、見える景色があるのだと感じた出来事です。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。
