しかし、表示された場所は女性の家ではなく、なぜか近所のネットカフェ。しかも、その日だけではなく、夫が「残業」という日は毎回ここへ立ち寄っていたのです。
浮気ではなかったことに安心する一方で「どうして家に帰ってこないの?」という悲しみの方が大きくなり、一人で抱えきれなくなった私は、近所に住む義姉へ相談することにしたのです。
義姉が突き止めた真相
事情を聞いた義姉は「私がみてくるから待ってて」と言い、その足でネットカフェへ向かってくれました。そして、1時間ほどして戻ってきた義姉の後ろには、気まずそうな表情をした夫の姿がありました。
ネットカフェですぐに夫を見つけた義姉は「赤ちゃんが生まれたばかりなのに、こんなところで何してるの?」と問い詰めると、夫は「家に帰ると泣き声や慣れない育児に気が休まらなくて……」と打ち明けたそうです。
夫が毎日のようにネットカフェへ通っていた理由は、育児から逃げるためだったのです。
育児と向き合う夫
その日のうちに話は義母の耳にも入りました。義母は私に「こんな息子に育ててごめんなさい」と頭を下げると、「鍛え直すから任せて」と力強く言ってくれたのです。
翌日の休日、義母と義姉が見守る中、夫は朝から晩まで一人で赤ちゃんのお世話をすることになりました。その大変さを身をもって実感した夫は「残業って嘘までついて、こんな大変な育児を1人に押し付けてごめん」と素直に謝ってくれました。
それ以来、「残業」と言って帰宅が遅くなることはなくなりました。我が子の育児から逃げた夫には正直腹が立ちましたが、それでも今は全力で育児に向き合う夫の姿を見ていると、結果的には夫婦で育児について向き合う良いきっかけになったのかなと思っています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。
