仕事をしながらの不妊治療はとても大変だと聞きます。それはスケジュール調整だけでなく、周囲の理解が足りないなどの問題もあるようです。私の友人の紗江さん(仮名)も、職場で苦労があったようで……
部下が反論してくれて
私はショックのあまり、何も言い返せずにいました。そこへ、同席していた部下の佐々木さん(仮名)が代わりに話し始めてくれたのです。「甘いのは部長の認識ですよ。奥様の治療を見ただけで治療をわかった気になるなんて、考えが浅すぎます」
続けて「年齢について言及したり人間性を否定するのは、立派なハラスメントですよね。部長の認識の甘さのほうが残念です」と言い返してくれました。
ハラスメントとして報告
佐々木さんと私は社内の相談窓口へ、今回の件をハラスメントとして報告しました。その後部長は異動となり、私は安心して不妊治療を続けながら仕事ができています。
治療の進み方は人それぞれ違うので、経験者であってもわかった気になってはいけないのだと改めて気づかされた出来事でした。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:伊村 えりか
薬剤師歴12年。就業を通じて多くの人生や、悩み、奇跡などに直面し、それらを伝えるべく執筆活動を開始。職場や同世代の女性との会話をもとに、医療現場の裏側から家族の「あるある」まで、多岐にわたるテーマで執筆を手がける。子育てサイトのアンバサダーを務め、身近な視点を活かしたコラムを執筆中。
