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結婚5年目、待望の第一子を授かった友人。夫婦で望んでいた妊娠のはずが、飲食店を開業したばかりの夫は「今じゃない……」と浮かない顔を見せたそうです。まだ経営が軌道にのらない夫の店を手伝い続けた友人は、ついに高熱でダウン。妊婦健診で事情を知った医師が放った言葉に夫は……?

「別問題です」

数日後の妊婦健診で、医師から「かなり無理をしていますよね」と指摘されました。付き添っていた夫に向かい、「妊娠は病気ではありません。でも、命がけです。お母さんが倒れれば、赤ちゃんにも危険が及びます。ご主人が一番に守るべき存在ですよ」ときっぱり。

夫が「仕事が忙しくて……」と言い訳すると、医師は「忙しいことと、妊婦さんに無理をさせることは別問題です」と一喝。さらに助産師さんからも「周囲の理解不足で体調が悪化する妊婦さんも少なくありません」と告げられ、夫は何も言えなくなりました。

「今日は休んでて」

診察室を出たあと、夫はずっと無言でした。しかし、その日を境に「今日は俺がやるから、休んでて」と店の買い出しや雑用を自分でするように。私が何度訴えても届かなかった言葉が、専門家のひと言でようやく夫に響いたのです。

第三者の言葉には、人の凝り固まった価値観まで変える力があるのだと実感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

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