これは、知人の藤井さん(仮名)から聞いた話です。保育園に通い始めた娘は体調を崩しやすく、そのたびに仕事の早退や欠勤を繰り返していました。そんなある日、人事から「今月4回目ですね」と回数を伝えるメールが届き、責められているように感じて……
早退回数の通知
3歳の娘が保育園へ通い始めて間もない頃は、毎週のように熱を出していました。そのたびに保育園から連絡が入り、仕事を早退したり欠勤したりする日々。有給はみるみる減っていき「またか……」と職場へ報告することも気が重くなっていました。
ある日、今月2回目の早退をした日の午後、人事の田中さん(仮名)からメールが届きました。「今月2回目の早退です。有休処理でよろしいですか?」という事務的な内容です。その一文を見た瞬間「回数まで数えられているんだ……」とドキッとしたのを今でも覚えています。
募る退職への迷い
その後も娘の発熱は続き、月のうちに何度も保育園から呼び出しの電話が入るようになりました。そして、4回目の早退をした日にも、人事の田中さんからメールが届いたのです。「お子さん関係の早退、今月4回目ですね。有休残日数は把握されていますか」
メールを読み終えても、すぐに画面を閉じることができませんでした。「また数えられてる……早退ばかりで迷惑をかけていると思われているのかも」という考えが頭から離れず、「このまま働き続けてもいいのだろうか」と退職まで考えるようになったのです。
5回目のメールの真意
翌週、娘は再び高熱を出し、私は5回目の早退をすることになりました。その日の夕方、また田中さんからメールが届きます。「次は何を言われるのだろう」とためらいながら開くと、最初に目に入ったのは「5回目の早退対応、お疲れさまでした」という一文でした。
