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子どもたちが家で過ごす時間がぐっと増える夏休み。私の友人・加奈さん(仮名)は、毎日の過ごし方に頭を悩ませていました。厳しい暑さで気軽に外遊びもできない中、夫は「エアコン代がもったいない」と簡単に外出を勧めてくるのですが……

そして、夕方になり私が帰宅すると……夫はエアコンの効いたリビングでぐったり横になっていました。「どこに行ってきたの?」と尋ねると、夫は「暑いからショッピングモールに行ったんだけどさ……」とため息混じりに話し始めます。

思わず出たひと言

「おもちゃ売り場で『あれ買って!』『これ買って!』って大変で……なんとか我慢してもらったけど」「昼食は外で食べたし、結局アイスも買うことになって……」と、夫が想像していた以上に苦労したそうです。

そんな夫の話を聞いた私は、思わずこう言いました。「……エアコン代より、お金かかったんじゃない?」すると夫は、一瞬黙ったあと「その通りだわ……」とうなだれ、苦笑い。実際に子どもたちを連れて一日過ごしたことで、夏休みならではの大変さを身をもって感じたようでした。

夏休みの苦労を知って

それ以来、夫は「エアコン代が……」と言うことはなくなり、「今日は家でゆっくり過ごそうか」と話す日も増えました。

子どもたちが退屈しないように過ごし方を考えながら、暑さや体調にも気を配る夏休みは、思っている以上に大変なものです。あの日をきっかけに、そのことが夫に自然と伝わり、私も少し肩の荷が下りた出来事でした。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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