私が双子を妊娠しながら働いていた頃の話です。同僚にいつ頃生まれるのか尋ねられ、予定帝王切開することを話すと、「誕生日が決まってて可哀想」と予想だにしないひと言。戸惑いつつも笑って流す私でしたが、その場にいた別の同僚は……?
双子の出産に向けて
双子を妊娠していたときのことです。出産方法について医師と何度も相談を重ね、私は『予定帝王切開』で出産することになっていました。手術日は、お腹の赤ちゃんの成長や体調を見ながら決める予定で、その時点ではまだ日にちは確定していませんでした。
お腹もかなり大きくなり、職場でも「無理しないでね」と体調を気遣ってもらうことが増えていた頃です。
思わぬひと言に戸惑って
ある日の休憩中、数人の同僚と出産の話をしていました。すると、後輩の吉田さん(仮名)が「お腹だいぶ大きくなりましたね〜」「いつ頃生まれるんですか?」と話しかけてきました。私は「〇月上旬ごろに帝王切開する予定なんだよね〜」「まだ手術日は決まってないけど」と素直に答えたのですが……
それを聞いた吉田さんは驚いたように、「えっ? じゃあ誕生日って最初から決まっちゃう感じですか?」「なんか赤ちゃん可哀想〜! 生まれてくる日選べないなんて!」と言ったのです。
私は思わぬ返答に、なんと言えばいいのか困ってしまいました。たしかに陣痛を待つ出産ではありませんが、医師と相談して決まった出産方法です。「可哀想」と言われるとは思ってもいませんでした。
とはいえ、吉田さんに悪気はなさそうだったので、私は「そうなんだよね〜」と苦笑いしながらその場をやり過ごしていました。
